星で究める、私らしさとファッション考

現役ファッションエディターによる、本当に自分らしいおしゃれをホロスコープから探究するブログ。

【2022年春夏トレンド考察】ファッションの流行と、トランジットの木星の関係

前回の2022年春夏のトレンド予想に続き、第二弾。

 

sumile0820.hatenablog.com

 

上記記事は、主にトランジットの木星のサイン」と、実際のトレンドをつきあわせて考察したものだった。

 

2021年は、2020年12月19日にトランジットの木星水瓶座入りし、2021年5月中旬~7月下旬のみ魚座にちょこっと進んでいたけれど、概ね水瓶座期といえる1年だった。

その水瓶座の象意、イメージとしては

フューチャリスティック

 ➡素材ならトランスペアレント、シアー

  色ならメタリック、ネオンカラー、エレクトリックブルーなど

革新と改革、反骨精神

  ➡すなわち「ロックでアバンギャルド」な精神性

・社会システムを後ろ盾にせず、あくまでも自己責任に裏打ちされた

「枠にとらわれない自由」

独創性

個性

シンプル

・「枠にとらわれない自由」から派生した中性的でフラットなマインド

理論的、理性的

IT、インターネット

などが挙げられる。

 

前の記事で2021年のトレンドだったものとして取り上げた

・NOTセクシー、BUTクールでドライ方向の、シアーな素材感

ネオンカラーのニュアンスがある、今までにないようなビビッドカラー

・ロマンティックを「超越した」、モードなビッグカラーや付け襟

普遍の価値と美しさ、独自性をあわせもつヴィンテージ人気

 

などは、まさに木星水瓶座時代のイメージをファッションでも満たしている、といえる。あと特に言及しなかったけど流行というかもはや定着しつつある、

オーバーサイズのゆるっとしたバランス

オールジェンダーユニセックスの服

WEB販売のみのブランド、メーカーの台頭

なども非常に水瓶座的。

 

ここで改めて考えたいのが、水瓶座の「革新と改革」の精神について。

 

水瓶座の人は変わっているとか、ノールールとかよく言われがちだけど、ただの奇抜な人、奇人変人ではなく、なんならまるで逆! と、アセンダント水瓶座ど真ん中の私としては、声を大にして言いたい。

初めて自分のチャートを出してもらってそれを見ながら鑑定を受けたとき、自分のアセンダント=ASCが水瓶座だと知った。太陽星座は獅子座で、その次に知った月魚座まではなんとなくわかるような気がしたが、まさか自分が水瓶座エッセンスを強めに持って生まれてきたとは!(とはいえ個々人で強弱はあれど、だれしもが等しく12サイン全部持ってるんだけどね、と今はわかるけど・・・) 

そのASC水瓶座とはなんぞや? えっ、水瓶座ってなんか変わった人、反抗的って書いてある(!)、ほんと~~?! 

 

その本当のところが知りたくてすっごくすっごく調べ始めたのが、ホロスコープを本格的に学ぼうと思ったきっかけの一端だった(そして水瓶=反抗的とかっていうのはちょっと、というか、全然違った)。

 

アセンダントとは、生まれた瞬間に、東の地平線と黄道(地球の周りを回るとみなして考えた際の太陽の通り道。ホロスコープはすべて、地球の周りを太陽や天体が回転する「天動説」に基づいて考えられている)の交点が位置していたサインと度数を示す感受点のこと。実体としての天体はなく計算上の地点ではあるが、自分の「誕生」のポイントであり、ホロスコープを見る上で非常に重要なポイントだ。アセンダントが示すのは本人が自覚していない第一印象であったり、「自分が誰であるか」をどのように周囲や外の世界に見せるのかということであったりする。諸説あるが、見た目そのものに現れるというよりも、ふるまいや身ぶり手ぶり、行動や思考の無意識の反応やパターンなどに現れると考えている。

 

・・・ということで、まだまだ調べ・学び・考えている最中ではあるが、水瓶座が「変」「宇宙人」って思われがち(爆)なのは、「既存の社会やものの見かた、価値観から外れてでも、もっと普遍的で『よりよい』ものを求めているから」ということに尽きると思っている。

 

水瓶座の革新、改革とは、山羊座で完成された社会の「先」を見つめているからこそ。その時代に一般的である、いわば一過性の価値観やシステムを飛び出して「時間を超えた普遍的な価値観」を構築することを目指していること、が本来の意味だと今は思っている。

 

その水瓶座にトランジットの木星が前回入っていたのは、2009年1月初めから2010年1月中旬までの約1年間。2009年1月にはバラク・オバマ氏が黒人として初のアメリカ合衆国大統領に就任。〝H&M〟〝ZARA〟〝FOREVER 21〟が日本初上陸を果たし、ファストファッション時代の幕開けとなった、ある意味革命的な一年。ま、前年のリーマンショックによる経済の低迷、混乱が続いたことも、この年の〝ユニクロ〟の快進撃も含めてファストファッションがすぐに浸透した理由のひとつだろう。

・「森ガール」の本格的ブーム化

 ➡既存の社会に要求される女らしさやモテファッション至上の価値観に一石を投じ、

  他者ウケから「個性の追求」へシフト

(私は関わっていた雑誌のテイスト上、詳しく触れる機会がなかったけど)

・レトロ&クラシック志向

 ➡時代を超えた美しさや価値の発掘、再注目

・ローファーやメンズライクなレースアップシューズなど、

 コンサバ誌でも「おじ靴」トレンド

 ➡ユニセックス化、中性化、多様化

(後者ふたつは確かにいくつも企画を担当したし、そんな文言をよく書いていた)

 

ちょっと思い返してみただけでも、もう水瓶座的な要素がいっぱい。

ちなみにトランジットの木星の周期は、約12年。

そして木星は広く一般に拡大し、発展させる惑星。

12年に1度、ひとまわり間隔でトレンドがめぐる、とよく言われるのも、流行がトランジットの木星の周期と連動していると思うと、しみじみ納得。

 

水瓶座愛ゆえ(!)長くなったので、木星魚座期の2022年のファッションについては次の機会に!