星で究める、私らしさとファッション考

現役ファッションエディターによる、本当に自分らしいおしゃれをホロスコープから探究するブログ。

シナストリーの土星ハードアスペクトは、人生という宇宙遊泳の「命綱」

ホロスコープで、10天体の中でも結構嫌がられたり、重圧を感じられたりしがちな土星

ホロスコープを学び始めたばかりの頃は、私もそう思っていた。

でも、土星は、本当に人生の導きになるし頼りになるし、人と時と場合によっては「命綱」になる。

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私のネイタルチャートでは冥王星が個人天体ふたつとコンジャンクションしているからか、「冥王星の怖さは、あって当たり前」だとすんなり納得できた。

だけど、土星はノーアスペクト(ほかの天体とアスペクトをとっていない状態)だからか、個人的には、人知が及ばないトランスサタニアンの冥王星の「強制力」より、人知が及ぶ範囲でいちばん重たい社会天体・土星先生の「矯正力」のほうが、厳しくて怖いイメージがあった

(それこそ土星ノーアスだからこその感じ方だ、と今は思う)。

 

そんなノーアス土星は、私のチャートでただひとつの「地」のエレメントの天体だから、なおのこと違和感というか、相容れなさがあったのかもしれない。

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ホロスコープで相性を見る「シナストリー(二重円)」で、夫との相性を見た。

私は大学卒業・就職・結婚がほぼ同時だったのだが、その夫も土星ノーアス。

 

ちなみにネイタルの土星ノーアスペクトとは、長期的な目的や目標達成のヴィジョンが持ちにくく、自分の中の現実における基盤、ベーシックをどのように築けばいいかということに対して不安だったり、無頓着だったり、計画的に進めようとするとストイックになりすぎたり逆に投げ出したりしがち。

その反面、「本当の」己の目的や目標を見定めることができると、どの天体にも影響されない土星本来の力を発揮できるため、ものすごい推進力や実行力、実現力が発揮されるという。

たしかに今まで、ココだ! とか、今このとき! と見定めたとき、瞬間最大風速的にきっと土星パワーを発揮して得てきたものや選び取れた選択肢がいくつかあり、

そうやってきて今がある

(人生でもういちどか二度、そういうメタモルフォーゼ的/脱皮的なことが起こるだろうという予感が、12年前のメタモルフォーゼで好転して以来、ずっとある。もうそろそろ訪れると信じたい…)。

 

そんな土星ノーアス同士の、いわば浮き草夫婦。

シナストリーだとそれぞれの土星が、火星にも金星にもスクエア(90度)やら、オポジション(180度)やら、ことごとくハードアスペクトをとっている。

最初に夫婦のシナストリーを見たときは「お互い土星が刺さってる/刺してる!」と感じてギョッとしたというか、文字通り「ぎゃっ!!」と思った。

だが、そういえばずっと自分たちの結婚については、結婚してわりと早い時期から「宇宙遊泳で、もっと遠くに行くための命綱」というイメージを持ち始めたことを改めて思い出した。(結婚した当初は、そもそも結婚願望もないまま、あれよあれよでつるーんと入籍したので、なーーーーーーーーんにも思っていなかったwww)

 

無重力状態で、果ての知れない宇宙空間という未知の領域に「さあ、行け!」と投げ出されたら。

 

もし命綱がなかったら怖くて、ロケットの機体を蹴って宇宙空間に飛び出そうとしても、その蹴りだす力は私の場合、ビビッて自ずと弱くなりそう。

だけど命綱があれば、ロケットの機体を踏みしめて思い切り蹴って、未知の空間に恐れず、びょーんと飛んでいける。社会という未知の領域に、全力で己を蹴りだし、飛び出していける。

その命綱の許容範囲と、伸びしろがある限り。

 

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土星ノーアスで、先を考えて行動するということが不得手な私にとっては、夫という人間とのつながりが、ちょっとでも地に足をつけて社会の中でなんとか生きていけるための命綱なのだ、とシナストリーを眺めて改めて実感した。

夫という人間の大きさ深さ、伸びしろを無意識下で確信したから、結婚しようとなったときに迷わず「よし!」と思ったんだろうなー、と思う。結婚生活における将来のヴィジョンもなにも、まったく考えていない状態(子どもの有無も、仕事も、どこに住むかも…)だったにも関わらず。

(そして夫はアセンダントにほぼ誤差なく木星が載っていて、なーーーんか頼れるというか、懐の大きい〝雰囲気〟を出している。

…ということは、彼の「大きさ深さ」は、木星バイアスかもしれない!)

 

彼とともに人生を歩むことで土星が結んでくれた命綱に、幾度救われたことか。

たぶん恐らく、彼もそう思ってくれている。

 

だから、土星先生は本当に怖くないよー!

それぞれの命、それぞれの人生に、10天体すべてはしかるべき形で存在し働きかけてくれている、そう思うのだ。