星で究める、私らしさとファッション考

現役ファッションエディターによる、本当に自分らしいおしゃれをホロスコープから探究するブログ。

運命のジャケットに出合うまでの過程を、         ホロスコープとタロットが教えてくれていた件 その1

2023年の夏は、本当に暑かった。

 

おしゃれの基準が完全にズレて、「洗える素材」「涼しい素材」「でも形と、願わくばできるだけいい素材のTシャツ&ノースリーブトップスが基本」に振り切らざるを得なかった。そんな自分にとっては秋の訪れは、ようやく本当に好きなもの、着たいものが着られる福音。東京はまだまだ最高気温35℃前後が当たり前の日々が続く、残暑というか酷暑の日々でも、9月を迎えたらノースリーブは封印。とはいえ今年初めて9月に入ってもビーサン着用はOK、にしてしまった。そんな去る9月のある日、急激に「秋冬、何着る?」の超個人的な波が訪れた。

 

この記事を書くにあたって今、そのときのホロスコープを見ると、自分のネイタルの火星-金星ー冥王星コンジャンクション群の先頭ランナー・火星に、トランジットの火星がぴったりとオポジション。私のネイタルの3天体のコンジャンクションは、「ものすごく好き! 欲しい! なにがなんでも絶対買う!」のコンボとして働きがちということがわかっているのだが、そこにさらなる火薬をぶち込んだのが、T火星。「あああここのところなだめすかしてきた物欲=おしゃれ欲に、火をつけやがったなコノヤロー!」と今にして歯噛みする思いだが、もはや後の祭り(というか、たぶんどうやってもトランジットなので&私のネイタルと過去のパターンの場合を鑑みると、どうそらしても大小の有無はあれど、なにかしらの発動は逃れられなかったと思う。もっというと、ネイタルの火星は常にこの3天体コンジャンクションに含まれているので、トランジットの火星が来たところでなんともない場合も多いというのがセオリーなのだが、私にとっては普段隠れているインターセプトの3天体が刺激されるうえ、おしゃれの切り替えの時期なんでね・・・)。

 

というわけで、9月某日から唐突に「今の自分にとってベストなジャケットが欲しい、絶対!」というモードに苛まれることとなった。

 

ジャケットは、私にとって特別なアイテムだ。

 

ちょっと試しに買ってみよう、とかは許されないアイテムだと思っている。ほかのいかなるアイテムもノリと勢いと直感を大事にして(=衝動買い・・・)手に入れているのに、ジャケットだけは別。20代終わりに背伸びして購入したDrawerのセットアップのジャケットに始まり、マルジェラのネイビーのタキシード、SCYEのダブルブレスト、BLAMINKのシングルブレスト、DRIES VAN NOTENのカーキのセットアップ、同じドリスのコート感覚で着られてめちゃくちゃ使える地厚のブラック。CALVAN、そしてNINA RICCIと追い続けてきた大好きなギョーム・アンリが手がけたPATOUのセットアップのジャケット。・・・好きでたまらないからこそ、吟味して選んできた数々は、最初のセットアップのジャケットを除いて、どれも今でも現役バリバリだ。

(洋服オタク路線で今改めて考えると、ギョーム・アンリの世界観ってどのブランドに行っても、自分の月魚座の本能的な志向×天秤座集中の美意識、に刺さるドンズバだな! って改めて思った次第)

 

トレンド丸無視で、そのときの自分の好きを貫く、という、もの選びの指針。それは流行を追いがちと巷で言われがちな天秤座に、金星を含む3天体コンジャンクションの自分にとっては、獅子座の「太陽+水星コンジャンクション」が意外にも(?)効いていることがよくわかる。さらにいうと、私のノーアスの乙女座土星が両親それぞれの金星とタイトなコンジャンクションゆえ、よーく言われた「(買うのを)迷ったらやめる」&よくよく調べて考えて、自分が本当に納得いくものを選べばいいよ、という乙女座の美学(両親の金星/太陽乙女座)の教えが、私のネイタルのただ一筋の手綱(土星)にしみわたっている、と思われる。

 

・・・ということで「欲しい! 絶対買う!」モードが炸裂し、暴走し始めた某日、

オーダーしていた極上アイテムが届いたという知らせになかなか行けなかったショップに行くタイミングが、ようやくできた。それを引き取りがてら雑談していて、ふいに「今大人の女性にとって、ジャケットの正解ってなんだろう?」という話になった。

 

その流れで教えてもらったブランドのジャケットに、前の週に偶然出合っていたことに気づき、すわ運命か、と翻弄される・・・というか悩みに悩んで、タロットに聞くことになる。

 

そのタロットの結果と続きは次回の投稿で。