星で究める、私らしさとファッション考

現役ファッションエディターによる、本当に自分らしいおしゃれをホロスコープから探究するブログ。

uka の「新月のネイル」がかなりお気に入り♡ の巻

ネイルはジェル派? セルフ派? 

 

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私はセルフ派に戻って以降、いつもベースコートに近いくらいのごくごくヌーディなカラーのネイルを塗っている。理由は、わりと大ぶりの色石リングを毎日のようにつけているため、ネイルにも強い色を持ってくると手もとの印象が過剰になりすぎることと(「スタイリングの完成度を決めるのは『引き算の美学』」が信条)、海外のビューティの広告でよく見るようなつるんとヌーディなネイルが好きなこと。また、多少剥げても目立たないから、出先で気づいても即行で家に帰って(!)直したくならずに済むこと。

 

短い爪×カラーレス派を貫いている私だが、色味のあるネイルカラーに久々に惹かれて買ってよかった! と思っているのが、「山羊座新月ネイル」。ネイル&ヘアケアブランドの〝uka〟の新ライン『uka ムーンスタディ』の2アイテムのうちのひとつだ。

 

uka | トータルビューティーカンパニー uka

 

これから毎月の新月に向けて、全12サイン分順次リリースされるというコンセプトのもと生まれた、新しいネイルのコレクション。最初のプロダクトは、2022年1月3日に迎える山羊座新月に向けた「山羊座カラー」。天然由来成分60%以上配合とか、該当サインのパワーアップに効く精油入りとか、スペック的にも大変優秀なのだが、それをさしおいてもとにかく、色出しが最高! 公式サイトによると「ブラウンベースのあずきカラー」とのこと。まろやかでこっくりクリーミーなテクスチュアと、テラコッタよりもシックな影を帯びた赤みのあるブラウンは、まさに山羊座の美点を抽出したような色。イエローベースの私の肌にもマッチして、手もとのくすみを払って肌の色を白く見せてくれるし、グレイッシュなトーンも秘めているのでブルべの肌にも絶対似合いそう。というか、むしろイエベより似合うかもと思ったり。

 

uka moon study | トータルビューティーカンパニー uka

 

山羊座の天体をもたず、山羊座のルーラーである土星も全然強くない(というかすごく弱い・・・)私にとっては、このネイルが指先を彩り常に目に入ることで、視覚から脳を通して自分にはないものを補完してくれそうな気がする。山羊座のネイルなら、活動宮が司るものごとをスタートさせるエネルギーや行動力。地エレメントの地に足の着いた安定感や現実的な視点、感覚に優れたところ。そしてもちろん、山羊座のストイックなところ、努力家なところ、目標を定めて一直線に向かっていける遂行力など。そういえば以前、星とフレグランスの話をしていて「自分のサインにマッチする香りもいいけど、自分にはないサインの要素を香りで補うのもいい選択かもね」という話になった。香りについても、また機会を改めて書きたい。

 

もちろん、山羊座はだれもが例外なく自分のホロスコープのなかに持っている要素。

山羊座が強い人にとっては、この「山羊座新月ネイル」は持てる力に寄り添ってさらにパワーアップさせてくれるだろうし、私のように強化したい人にとっては心強い道標になってくれるだろう。というよりなによりこのあずきブラウン、手もとが一気におしゃれな雰囲気になるので、気分が上がる効果が抜群! それだけで運気UPしそう。

 

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・・・ということでストックしておこうと思ってサイトを見たら、現在はソールドアウト状態。再入荷が先か、次の水瓶座新月ネイルのリリースが先か。

新月に塗ってほしいから、という思いのもと、前月の新月の日に発売になるそうなので、次の水瓶座新月カラーは山羊座新月の日に発売される。次も逃さず買おう! と、色を見る前から早くも心に決めている。

 

 

 

普段は隠している/隠れている「月星座」が、酔うとうっかり出てきちゃう?!

先日、ほぼほぼ2年ぶりに、4人以上の飲み会(いわゆる忘年会)に参加した。

大変楽しく飲み→飲みすぎ、後日、自他ともに認める数々のふるまいを大いに猛省。それに伴い「酒の席の〝あれはなぜ?〟」を考察した結果思い至ったのは「酔っぱらうまでお酒を飲むと、そのひとの月星座が強く出る」のではないか、という仮定。

 

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魚座の私は、酒が進むとかなりいい気分になり、いつもなるべく隠してひっこめておこうとしているふわふわ&ふにゃふにゃな性質が、ますますふにゃふにゃ度数を増して表に出てくる。結果、そばにいるひとたちに「だっこー」って無防備に行ってしまう抱きつき魔(そんなのあるのか? 月魚座にはあるのだ!)だ。対象は老若男女問わず・・・あ、老男、すなわち年上の男性に対しては、いろいろ誤解や面倒が生まれかねない可能性が無きにしも非ずなため、無駄に酒が強い私は酔っぱらってもかろうじて自営本能が働くらしく、よっぽど親しく仲良くないと抱きつかない。でも、親しくて仲良かったら年上の男性にも抱きついてるし、それ以外のひとには、親しくなくても仲良くなくても最後は抱きついている・・・。年下の女の子とか夫の後輩男子とか、飲んでいるとみんなかわいいな、好きだな、ってぎゅーっとしてしまう。

 

自分と他人との境界がふにゃっと曖昧になるというかなんというか、「人類みな兄弟! ここにいるみんなと私は一緒で、だからみんな大好き―!」という一体化を覚える(変な? ゆるい? というかつまり魚座的?というか・・・)のが、その所以ではないかと思う。

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月双子座の夫は酒が強いが、相当飲むとさすがに酔って、結果ますますよくしゃべるようになる。太陽とセクスタイル天王星とトラインの月なうえ、やりたいことがやりたいようにうまく進まないような星ももっている。そのため、日ごろの鬱憤なのかなんなのか、かなりきこしめしてしまうと「オレだよ!」っていうマイルド俺さまモード(?)になるうえ、より他人に対してシニカルになり、容赦なくばっさり斬るようになる(要はめんどくさくなる・・・ww)

 

月蟹座の妹は酒が進むと、素面ではけっして話さないインティメイトな話をガンガンしてくる。

 

例えば「離婚した前の夫は今まででいちばん好きになった男だったが、ロクでもなかった。今の夫はそこまで熱い〝好き!〟はなかったし、今もないが、大事に思っている。今の夫には、前の夫に対する気持ちもぜーんぶひっくるめて話しているからいいの」とか「前の夫のもとになぜ子供を置いてきたかという正直ベースの理由」などなど。いい感じに酔いが回って月蟹座にスイッチが入った途端、身内(まあ血筋的には酔わなくてもそうなんだけど)というか仲間内に完全に引き込んだと無意識に判断するのか、こっちの酔いが醒めるような深い話や胸の内を曝けだしてくる。まあ、そこが可愛い。大人になるとまた姉妹っていいなと思わせてくれる。「蟹座は最強の愛嬌&愛されキャラ」説(現段階ではあくまで自説)を地でいくひとだ、と、わが妹ながらいつも舌を巻く。

 

その現夫である義弟は、月牡牛座。酔うとますますおっとり、にこにこ。顔を真っ赤にしながら(肌がきめこまかくて白いから)、しっかり腰を据えてよく飲みよく食べる。同じ月牡牛座の古くからの男友達は、飲むと声がいっそう低く深くなり(私の方も月魚座が出ていつもより緩くなっているから、その声にちょっとドキッとする。普段全然なんとも思わないのに・・・)、そして彼も酒は強いんだが、最後は寝落ちする。・・・牡牛座か!

 

そういえば、月獅子座の男友達は「ワイングラスはこうやって回すんだよ!」と全速力×全遠心力を行使して赤ワインをスワーリングしながら、私に「おまえはP●P出版みたいなこと言ってんじゃねーよ」とのたまった(そして遠心力が効きすぎて、彼はまんがみたいにグラスをテーブルからすべり落とし、割った。事実は小説より奇なり)。

彼曰く、私は飲みながら深い話をすると性善説的なことを言いがちらしい。酒の席で、月獅子座が前に出てきていつも以上にジャイアン化する彼には、彼の月獅子座にクインカンクスをとる月魚座モードの私の言うことは、どうも鼻につくようだ。太陽同士はセクスタイルなので、普段は意思疎通も予定を決める過程も極めてスムーズなのだが、お互い素(=月)が出るとバトりがち。

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ん-ーー、飲んだら素の顔・素の自分=「月」が出てくる説は、あながち間違っていないかも。飲むと月星座が優勝説、早く大手を振って外で飲める状況になったら、いろんな人にナチュラルに誕生日を聞いて(!)、検証を深めたい。

 

 

2022年春夏のファッションは「ザ・魚座的ワールド」全開!

年末進行(印刷所が毎年クリスマス前後の金曜日で終わるので、巻きで進行すること)と、展示会ラッシュのダブルパンチで、例年落ち着かない12月が今年もようやく終わる。タイミングをやや逸しつつあるが、木星魚座入りする2022年のおしゃれを展示会と星の動きから考察してみる。

 

ひとことで言うと、本当に「ザ・魚座的ワールド」そのもの。

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海の色、そして春のクリアに澄んだ太陽の光を浴びた花々の色。

芽吹いたばかりの植物のような、フレッシュでピュアなカラーパレット。

ロマンティック&ノスタルジックなフラワープリントやボタニカルプリント、

どこかレトロでチャーミングなギンガムチェックやストライプ、ボーダーの洪水。

組み合わせのルールはあるような、ないような。ノールール、ノーボーダーで自由。

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そして魚座的ロマンティック志向が止まらない、ビッグカラーのブラウスやレース、フリルのディテールも要チェック。

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あと気になったのは

●デニム(ジャケット、パンツ、スカートなどあらゆるアイテムで)

●’90年代(カリスマ美容師時代!)

●ショート丈&コンパクトなトップス復活

などなど。

以前アップした、展示会前の完全トレンド妄想&予想と、ほぼ一致したアイテム&ファッションが、この春夏は展開されそうだ。

 

sumile0820.hatenablog.com

 

 

 

 

蟹座と獅子座の、幸せなコンビネーション【コムアイさんのホロスコープ】

年内の仕事も納まり、2021年の最初で最後のライブとしてオンラインでチケットを衝動買い(・・・いつものごとく)して行ったのがこちら。

 

『eatrip seed club - sounds blow vol.9 - 』 中納良恵 ... (eatripsoil.com)

 

東京・明治神宮前のGYLEにある、野村友里さんが手がける大好きなグローサリーショップ&カフェレストラン。(ここの調味料が楽しくておいしくて、行くとつい買いすぎてしまう)

eatrip soil

 

エゴラッピン中納良恵さんの声が昔から好きで、かつ年末らしいことをしたいと思って飛びついて行ったライブだったが、ほかの4人のアーティストもみな個性的でパワフルで、あったかく包み込むような大きなオーラも声も音も、それはそれはすばらしくて・・・。

なかでも、途中加わったときは一瞬誰かわからなかったが(なぜならヘアスタイルがガラッと変わってた! すごい似合って可愛かった♡)、ほっそり小柄でバンビみたいなのだけど、透明感のある存在感が抜群だったのがコムアイさん。今回初めてご本人を拝見(かなり間近で!)し、もちろんナマ唄も初めて聞いたのだが、ああもうこのひとはショービズというよりも、唄うひとであること、唄う人生を選んでしかるべきアーティストなんだ、と感銘を受けた。その興奮冷めやらぬまま、コムアイさんのホロスコープを見てみた(以下敬称略)。

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1992年7月22日生まれ、神奈川県出身。出生時間は不明。

水曜日のカンパネラ』初代ボーカルで、2021年9月に脱退を表明。

水曜日のカンパネラ、コムアイ脱退「活動を続けていくのが想像できなくなった」(MusicVoice) - Yahoo!ニュース

 

太陽は蟹座の終わりの29度で、牡牛座の火星と60度(セクスタイル)。身近な人、信頼できる人と親密な関係を築き、心のふれあいや感情を大切にすることに生きる喜びを感じる太陽に、火星がじっくりと頑張り抜く忍耐強さと持久力を与えている。水星と金星はともに獅子座(コンジャンクションではない)、その金星はノーアスペクト。いつまでも若々しくキラキラして見えるのは、この金星のパワー。

 

コムアイは、知人のホームパーティで出会ったDir.Fに誘われたのがきっかけでケンモチヒデフミとともに3人で『水曜日のカンパネラ』をスタートするまで、音楽活動は一切していなかったという。そのホームパーティで彼女はきっと、ふわんと愛らしいあのいかにも蟹座らしいルックスに、キラッキラの獅子座金星のきらめきをまとって、素人でもこの子をユニットに引き入れたいと思わせるほどの抜群の存在感を放っていたに違いない。

蟹座だし、才気煥発だしで、10歳近く年上のDir.Fとケンモチヒデフミのふたりをはじめ周りの人たちに、音楽仲間として対等なメンバーとしてまた妹的な存在として、さぞかわいがられ愛されたことだろう。今回のライブでも、彼女よりお姉さんの中納良恵原田郁子のふたりはもとより、ほかのふたり(OLAibi、ONI)からも愛され可愛がられている様子が、ステージからも5人が交わす視線からも伝わってきた。

 

ライブ当日のコムアイは、ゆるっとしたオーバーサイズの真っ白いジャンプスーツを着ていた。その衣装が彼女の繊細でチャーミングなルックスとコントラストを生み出していて、すごく印象的だった。足につけていたであろう鈴をシャンシャンと鳴らしながら、ゆっくりと羽ばたくように裸足でステージに現れた。けっして派手な感じではないのに、身にまとう空気感が本当に華やかで優しく、やわらかい。まさに、蟹座と獅子座の幸せなコンビネーション。コムアイが登場した瞬間、場の空気がぐっと変わり、私と同様周りのオーディエンスも彼女にぐぐっと引きつけられたのを感じた。

 

「魅せる」装いやふるまいに長けており、また観る人を魅了することに喜びや楽しさを見出すのは、いかにも獅子座金星っぽい。

 

金星と同じく獅子座に位置する水星には、水瓶座土星がタイトにオポジション(180度)。獅子座の華やかなコミュニケーションや、豊かな表現力を備えた知性を、クールで理知的な客観性と安定感のある土星が鏡のように外の世界へと映し出す。

 

ずいぶん前の記事だが、マキタスポーツが雑誌の対談で彼女の知性を評した言葉が「エロくない壇蜜」。コムアイは頭の回転が速く、受け答えが当意即妙、かつ人を惹きつけるコミュニケーション能力の持ち主であることがうかがえる(そして慶応大SFC卒だそう! そりゃ賢いし多才だろう←個人的イメージ)。

 

マキタスポーツ「水曜日のカンパネラのコムアイは“エロくない壇蜜”だ」 | 日刊SPA! (nikkan-spa.jp)

 

月は何時に生まれていても牡羊座。ピュアでエネルギッシュなマインドの持ち主。初めての音楽活動も好奇心いっぱい、ワクワク心から楽しんで挑戦したことだろう。

 

ちなみに『水カン』脱退が発表されたときは、コムアイソーラーアークの火星にトランジット木星が正確にトライン。持続力がある反面腰が重いところもある牡牛座の火星に、木星がどーんと力を貸して、行動力をボトムアップしたといえる。動くならまさに今、というタイミングだった。またセカンダリー(プログレスの「一年一日法」)の月に、トランジットの天王星が乗っていた。プライベートを含めて心機一転したい時期。

 

コムアイがコロナ禍に考えたこと 「本当の自分」を勘違いしていた - インタビュー : CUFtURE(カフチャ)|テクノロジー×カルチャーで、未来を耕すWEBメディア (cinra.net)

 

そして現在(2021年12月末)29歳のコムアイは、年が明けて2022年2月に入ってすぐ、サターンリターンを迎える。しかもそのトランジットの土星にはトランジットの太陽がぴったり一体化している。ソーラーアーク海王星も重なっており、クリエイティブな才能がいっそう花開いて確かな形としてパワーを与えてくれそうな星回り。

 

――ライブってやっぱり最高。

この目に耳に焼きつけて、いっぱいパワーをもらったコムアイ(とほかの4人のアーティストの皆さんも、もちろん!)の、ますますの活躍を心から願っている。

 

すばらしい2021年の締めくくりの機会を与えてもらったことに感謝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Asopのレバレンス ハンドウォッシュでダイヤモンドリングをつけたまま手を洗うと、すっごい輝くよ! の巻

Asop(イソップ)が足かけ15年くらい、好きです。

 

Aesop | Formulations for Skin, Hair & Body | Aesop 日本

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洗面台に常備するハンドウォッシュやハンドクリームをあれこれ試してみた結果、結局どちらもイソップのでっかいサイズに落ち着いている。若かりしとき夫が赴任していた香港を訪れるたび、イソップの現地ショップには必ず行った(当時日本で買うより全然安かった、現在はどうかな?)。そしてスキンケアからなにからがさーっと買っては愛用していた。今はスキンケアはこれとこれ、メイク落としはこれ、と細分化しているものの、自然派コスメでもこんなに効くんだ! と初めて実感できたのは、イソップのアイテムが最初だったように思う。

 

まだ緊急事態宣言下だった今年7月、ハンドソープが切れてしまった。慌てて赴いた都内のイソップではいつも使っているハンドウォッシュの在庫がなく、お試しいただいてもし大丈夫なら、と代わりに勧められた『レバレンス ハンドウォッシュ』を初めて買ってみた。スクラブ入りで、香りは公式HPによると「ウッディ、アーシー、スモーキー」。ベチバーの根にプチグレンやベルガモットなどの柑橘が配合されているそうで、スクラブなしのタイプよりさらに複雑で深い印象(←サンタマリアノヴェッラの『ポプリ』のオーデコロンを10年以上愛している私にとっては、大好きな香り)。

 

ウィキペディアほか香水好きの皆さまのブログ等々によると、ベチバーは、かのシャネルNO.5のベースノートでもあるそう)

ベチバー - Wikipedia

 

ということで今ウチにあるハンドウォッシュは『レバレンス』。

Hand Care | Body & Hand | Aesop 日本

 

そして私の左手にあるのは〝ウィリアム ウェルステッド〟のフルエタニティのダイヤモンドリング。女優の石田ゆり子さんも愛してやまないという、金融業を経て、石に魅せられて転身したという異例の経歴を持つ英国の男性デザイナーが手掛けるアーティスティックなジュエリーブランドだ(日本ではARTS&SCIENCEやDOVER STREET MARKETで扱われている)。

 

William Welstead precious stones and jewellery

 

この〝ウィリアム ウェルステッド〟のダイヤモンドリングは、どれも輝きがものすごくピュアでクリーン。石自体のプリミティブな力を感じさせながら、確かな品格を湛えているデザインに仕上げられていて、それはそれは美しい。が、その魅力を常時引き出すというのが、正直なかなか難しい。ここのダイヤはキラッキラ、ブリンブリンでギラッとした輝きを放つ、現在主流の「ラウンドブリリアントカット」ではなく、アンティークのダイヤモンドに多い当時の最高技術「ローズカット」をほどこされたダイヤモンドなのだ。職業柄、ハイブランドのエンゲージリング(ときには警備員さんがショップからスタジオに送迎するレベルのダイヤモンドリング含め)は見慣れているものの、輝きがうるうる! みずみずしい! と思ったのは、ウィリアムのダイヤモンドが初めてだった。

 

とはいえ小手先の、現代のカッティングのテクニックや技術向上=ラウンドブリリアントに頼っていない、このローズカットのダイヤモンドは、油分やホコリやあれこれで、知らず知らずのうちに徐々に本来の輝きを潜めてしまう。定期的にウタマロ先生みたいな中性洗剤につけおきしたり、研磨材入り歯磨き粉をブラシにつけて磨いたり、が欠かせない。

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一昨日、ウタマロ先生×ブラシ磨きの二本立てでケアしたばかりでウルウルをMAX取り戻した、と満足したリングをつけて仕事し、そのウキウキ感の勢いで洗面所を徹底掃除し、その流れで当のハンドソープで手を洗ったら・・・これ以上は輝かない、と思っていたピカピカのリングの輝きが、さらに蘇った!

 

ということで、イソップのスクラブ入りハンドソープ、ダイヤモンドリングのケアにもおすすめです(あくまでも自分比&個人の感想です!)。

 

 

 

 

 

【似合うネイビー】を星から探す       ~カシミアのネイビー、ウールのネイビー~

自分に似合うと思えたりしっくりくるなと思ったりする色、そして心から頼れるベーシックカラーは、年齢によって本当に変わる。いいとか悪いとかの二元論では全然ない。「加齢による肌のくすみが~」とかの理由でも全然なくて(むしろそんなのどうでもいいし、なんなら加齢バンザイ! の心意気で客観的にとらえたうえで未知の自分を楽しんでいきたいよね)、ニュートラルな見地から、ファッション人生におけるテーマカラーは変遷する。

「似合う色」は移り変わるが、年月を経てまた同じ色が似合うようになる時期が来る。その色のなかでも、似合うトーンやアイテムの幅は意外に若いころと変わらないのかも、と考えている。となると、もしそんな「この色ならこの素材、このアイテムが似合う!」が、もって生まれた星、ひいてはホロスコープで示されているならすごく面白いかも・・・! 

 

2022年春夏のファッションも、水瓶座ムードから魚座ムードへと移り変わるものの、引き続きキレイ色の洪水であるのは間違いなさそう。より魚座っぽいパステルや、クリアでみずみずしいトーンが主軸になるけれど。そこで、色の季節がまた始まる前の端境期である今のうちに、ベーシックカラーの筆頭であり不動のスタメン、また超・個人的に「似合うターンが再びやってきたかも?! I’m Baaaaack!!」と愛が再燃している色、【ネイビー】について、改めて向き合ってみようと思う。

 

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なぜ、ネイビーなのか? 

それは、黒は万能に使えると思われがちだけれど「〝本当に似合う黒〟のアイテムは?」を探すよりも「〝本当に似合うネイビー〟のアイテムは?」を考える方が、格段にファッションの感度と客観性、服を自分に似合わせるスキルが上がるから。自分のファッション遍歴とホロスコープをつき合わせてみたところ、「だから自分にはこのネイビーなのか!」と合点がいった。少々長いが、以下書いてみようと思う。 

 

30歳になるころから後半まで10年近く、完全に「ネイビーの女」だった。

 

大卒後、ファッションエディターとして働き始めてのち独立し、この仕事で生きていくという手応えを必死に得ようとしていた20代、シックに見せたい/大人っぽくありたい/少しでもすらっとスマートな印象を与えたいという理由から、完全に黒に頼ろうとしていた。審美眼と知識のほうが収入よりも肥えてしまい(泣)、その頃の自分が知る限り&できる限り上質なものを、と、背伸びした黒のアイテムを好んで選んでいた。

 

今にして思えば、20代の宝物であるシミくすみが一切ないぷりぷりの肌とか、パンと張った丸みのある頬やバストとか、なめらかなお腹や腿のラインの愛おしさとかを、どうして黒の服で覆い隠してちぢこめ封じてしまったんだろう、とちょっともったいなく思う。けれどあのころは、己の体と心のすべての丸みや膨らみを嫌悪し否定していた。自分を直視できず、中学生のころ雑誌で知った『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』のジェーン・バーキンのような、白Tシャツとリーバイスが最高に映えて過不足なく美しい中性的な体つきに、相も変わらずずっと憧れ続けていた。

 

生まれ持った自身の個性や体形に、とことんネガティブ。

そんなマインドで選ぶ、消極的な「黒」が似合うわけがない。

 

黒はすべてを受け入れるけど、その反面すべてを塗りつぶし、塗りこめて、没個性にする色でもある。芯のない弱い個性なんて完全に凌駕する。黒という色のパワーを御して自分らしさに引き寄せ、センスよく着こなすためには、着る人の内面の強い意志とエネルギー、感性が必要な色だ。

20代を通して、黒を着ても着てものみこまれ続け、徹底的に打ちのめされた私は黒を諦めた。以降長らく――10年以上――黒に手を出すことはほとんどなかった。代わりにそっと寄り添って、本格的にワードローブを構築する軸となってくれたのはネイビーだった。

事実、私らしくて芯のあるワードローブをつくろう、と憧れブランドにも少しずつながら手を出すようになった30歳以降、どのショップやブランドで相談しても「あなたに似合うのは黒よりネイビーだと思う」とアドヴァイスされた。伊勢丹のマルジェラで決めきれず、旅先の香港で駆け込んだハーバーシティのマルジェラでも黒orネイビーでニットを迷っていたら、ショップのお姉さんに「Navy!」ときっぱり言われ(あの頃は日本で12万のニットが香港なら8万で買えたような記憶が)、CÉLINE(Éが大事♡)でも黒orネイビーでパンツやニットやクロンビーを迷ったら、いつも&どれも「ネイビーのほうがお似合いだと思います」と言われ。リアルブランドでも然り。ドゥーズイエムクラスのボーダーも、黒よりネイビーが似合うと言われた。よし、それならこれから私は「ネイビーの女」だ! と指針が定まった。

 

そうすると、ネイビーという色の奥深さ、奥行きが楽しくてたまらなくなった。

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同じネイビーでも、ダッフルコートはいまいち似合わないけどチェスターコートは似合う。CÉLINEのシャープで辛口なネイビーのクロンビーよりも、より軽やかで自由なたたずまいのエッグクロンビーのほうがもっとしっくりくる。ミリタリーのエッセンスを帯びた、いかにもHYKEらしいウール素材のネイビーニットは大好き。だけど同じミドルゲージなら、クリステン ドゥ ノルドのとろけるカシミア素材のニットのほうが自分っぽいと感じる。同じウール素材のニットでも、ミドルゲージより断然ハイゲージの方が似合う。(そういえばネイビー&CÉLINE沼に足を踏み入れたのは、当時通い詰めていたドゥロワーで、フィービーの1st シーズンでリリースされたハイゲージのネイビーニットにひとめぼれしたのがきっかけだった・・・)。

上質な素材の方が好きだから? かと思うとそうとも限らず・・・。ドリス ヴァン ノッテンの愛してやまないネイビースウェットよりも、ファイナルセールでその1/5くらいのプライスで手に入れたL’ECHOPPE(たぶんFESのときの商材で、NICENESSコラボだったかな?)のメンズサイズで、フチがネオングリーンのでっかい白ロゴが効いたネイビースウェットのほうが、似合う気がする。そしてそれを着ると、ヘアメイク男子や編集の女性など、全方位で褒められる。

 

・・・はい! そんな私のホロスコープは、

●金星天秤座。

=とにかく洗練されたもの、スマートなものを好む。

 だからトラッドなダッフルよりも、キレのあるチェスターがしっくりくる。

 しかもトラッド名品が抜群に似合う山羊座要素が全然目立たないチャートだし。

●その金星に冥王星コンジャンクション。さらに火星も。

=とことん上質なものにどうしても惹かれてしまう。

 ウールよりカシミア、ミドルゲージよりハイゲージ。

 そして好きだと思っちゃったら最後、絶対に手に入れたい(お金が泣&無)。

●太陽獅子座。

=目立つものも意外にすんなりいける。人からも言われるし自分でも思う。

 非常に顔立ちはシンプル、というか慎み深い、というか相当さっぱりめですが。

 でかいロゴだって全然なじむし、なんなら、より自分らしくなる。

    王者とされるサイン故、気負いのない「ラフ」は似合うけど

 正直「カジュアル」はそんなに得意じゃない。

 デニムやチノ、カーゴパンツなどのボトムは全然いけるけど、

 顔周りとかアウターにミリタリーアイテムやチェック柄、

 デニムシャツなどをもってくると、狙ったラフさではなく、ただの手抜きに見える

 (すなわちダウンが本当に似合わないので、極寒の日は震えがち・・・)。

●ASC水瓶座で、そこに金星火星冥王星コンジャンクション軍団がトライン。

=メンズ服やオーバーサイズは似合うし好きだし、似合うって言ってもらえる。

 水瓶座的なネオンカラーが入ってると、さらに顔立ちもくっきり見える気が。

 

あら!

ホロスコープを知った今、ネイビーとの相性をつき詰めると、まさに星に出ていた。

もちろん、体形的なスペックや診断メソッドの結果を加味することで上記のような判断の精度がぐっとあがる。私の場合、

●色=スプリングタイプ(くすんだ&青み強めの藍色っぽいネイビーより、赤みのあるインポートのようなクリアなトーンのネイビーが似合う。素材は繊細でハリツヤのあるテクスチャーが似合うので、ウール<カシミア、ミドルゲージ<ハイゲージ、となる)

●骨格=ストレート

   (肩しっかり、くびれが少なく筋肉質で、体に厚みがあるメリハリボディ。ダッフルだと体の厚みがより増して見えるので、すっきりとしたチェスターの方が合う)

 

ということで、広く浸透しているカラー診断や骨格診断に加え、ホロスコープという視点も組み込んで判断すると、より多角的かつ精度の高い判断ができそうだ。

 

苦手だと思い込んで約10年ものあいだ避けて通ってきた「黒」を克服しつつ&楽しめるようになりつつある今、再び出合ったネイビー。自分のファッション軸をつくるパワフルで愛おしい味方として支えてくれたこの色が、ホロスコープと似合うファッションの相関関係を証明してくれてる! と改めて思ったのでした。

 

 

【2022年春夏トレンド考察】ファッションの流行と、トランジットの木星の関係

前回の2022年春夏のトレンド予想に続き、第二弾。

 

sumile0820.hatenablog.com

 

上記記事は、主にトランジットの木星のサイン」と、実際のトレンドをつきあわせて考察したものだった。

 

2021年は、2020年12月19日にトランジットの木星水瓶座入りし、2021年5月中旬~7月下旬のみ魚座にちょこっと進んでいたけれど、概ね水瓶座期といえる1年だった。

その水瓶座の象意、イメージとしては

フューチャリスティック

 ➡素材ならトランスペアレント、シアー

  色ならメタリック、ネオンカラー、エレクトリックブルーなど

革新と改革、反骨精神

  ➡すなわち「ロックでアバンギャルド」な精神性

・社会システムを後ろ盾にせず、あくまでも自己責任に裏打ちされた

「枠にとらわれない自由」

独創性

個性

シンプル

・「枠にとらわれない自由」から派生した中性的でフラットなマインド

理論的、理性的

IT、インターネット

などが挙げられる。

 

前の記事で2021年のトレンドだったものとして取り上げた

・NOTセクシー、BUTクールでドライ方向の、シアーな素材感

ネオンカラーのニュアンスがある、今までにないようなビビッドカラー

・ロマンティックを「超越した」、モードなビッグカラーや付け襟

普遍の価値と美しさ、独自性をあわせもつヴィンテージ人気

 

などは、まさに木星水瓶座時代のイメージをファッションでも満たしている、といえる。あと特に言及しなかったけど流行というかもはや定着しつつある、

オーバーサイズのゆるっとしたバランス

オールジェンダーユニセックスの服

WEB販売のみのブランド、メーカーの台頭

なども非常に水瓶座的。

 

ここで改めて考えたいのが、水瓶座の「革新と改革」の精神について。

 

水瓶座の人は変わっているとか、ノールールとかよく言われがちだけど、ただの奇抜な人、奇人変人ではなく、なんならまるで逆! と、アセンダント水瓶座ど真ん中の私としては、声を大にして言いたい。

初めて自分のチャートを出してもらってそれを見ながら鑑定を受けたとき、自分のアセンダント=ASCが水瓶座だと知った。太陽星座は獅子座で、その次に知った月魚座まではなんとなくわかるような気がしたが、まさか自分が水瓶座エッセンスを強めに持って生まれてきたとは!(とはいえ個々人で強弱はあれど、だれしもが等しく12サイン全部持ってるんだけどね、と今はわかるけど・・・) 

そのASC水瓶座とはなんぞや? えっ、水瓶座ってなんか変わった人、反抗的って書いてある(!)、ほんと~~?! 

 

その本当のところが知りたくてすっごくすっごく調べ始めたのが、ホロスコープを本格的に学ぼうと思ったきっかけの一端だった(そして水瓶=反抗的とかっていうのはちょっと、というか、全然違った)。

 

アセンダントとは、生まれた瞬間に、東の地平線と黄道(地球の周りを回るとみなして考えた際の太陽の通り道。ホロスコープはすべて、地球の周りを太陽や天体が回転する「天動説」に基づいて考えられている)の交点が位置していたサインと度数を示す感受点のこと。実体としての天体はなく計算上の地点ではあるが、自分の「誕生」のポイントであり、ホロスコープを見る上で非常に重要なポイントだ。アセンダントが示すのは本人が自覚していない第一印象であったり、「自分が誰であるか」をどのように周囲や外の世界に見せるのかということであったりする。諸説あるが、見た目そのものに現れるというよりも、ふるまいや身ぶり手ぶり、行動や思考の無意識の反応やパターンなどに現れると考えている。

 

・・・ということで、まだまだ調べ・学び・考えている最中ではあるが、水瓶座が「変」「宇宙人」って思われがち(爆)なのは、「既存の社会やものの見かた、価値観から外れてでも、もっと普遍的で『よりよい』ものを求めているから」ということに尽きると思っている。

 

水瓶座の革新、改革とは、山羊座で完成された社会の「先」を見つめているからこそ。その時代に一般的である、いわば一過性の価値観やシステムを飛び出して「時間を超えた普遍的な価値観」を構築することを目指していること、が本来の意味だと今は思っている。

 

その水瓶座にトランジットの木星が前回入っていたのは、2009年1月初めから2010年1月中旬までの約1年間。2009年1月にはバラク・オバマ氏が黒人として初のアメリカ合衆国大統領に就任。〝H&M〟〝ZARA〟〝FOREVER 21〟が日本初上陸を果たし、ファストファッション時代の幕開けとなった、ある意味革命的な一年。ま、前年のリーマンショックによる経済の低迷、混乱が続いたことも、この年の〝ユニクロ〟の快進撃も含めてファストファッションがすぐに浸透した理由のひとつだろう。

・「森ガール」の本格的ブーム化

 ➡既存の社会に要求される女らしさやモテファッション至上の価値観に一石を投じ、

  他者ウケから「個性の追求」へシフト

(私は関わっていた雑誌のテイスト上、詳しく触れる機会がなかったけど)

・レトロ&クラシック志向

 ➡時代を超えた美しさや価値の発掘、再注目

・ローファーやメンズライクなレースアップシューズなど、

 コンサバ誌でも「おじ靴」トレンド

 ➡ユニセックス化、中性化、多様化

(後者ふたつは確かにいくつも企画を担当したし、そんな文言をよく書いていた)

 

ちょっと思い返してみただけでも、もう水瓶座的な要素がいっぱい。

ちなみにトランジットの木星の周期は、約12年。

そして木星は広く一般に拡大し、発展させる惑星。

12年に1度、ひとまわり間隔でトレンドがめぐる、とよく言われるのも、流行がトランジットの木星の周期と連動していると思うと、しみじみ納得。

 

水瓶座愛ゆえ(!)長くなったので、木星魚座期の2022年のファッションについては次の機会に!